ところが、これらの指導は子どもの行動の改善には、なかなかつながりません。というのも、これらはすべて、「たたかないでいること、蹴らないでいること」を目ざす「我慢」型の到達目標を設定したものだからです。 結果的に、「今日は何もやっていないよね?」という「監視」型のアプローチを取らざるをえなくなり、先生と子どもの間の信頼関係はどんどん損なわれていきます。. 前述のとおり、「暴力で解決しようとする」ということは、裏を返せば、「暴力以外に解決できるすべをもたない(未学習)」または「暴力で要求などが通った経験しかない(誤学習)」ということになります。そこで、「未学習部分の獲得」と「誤学習の修正」を目標にして指導に当たります。 学習は、求めるレベルが高くなりすぎるとうまくいきません。段階的かつ具体的に、一歩ずつ進めていきます。. 声で表現できるようになったら、声の大きさや威圧的にならないような言い方・トーン・表情を学習する段階に入ります。大人がモデルを示しながら練習します。これを「モデリング」といいます。練習でうまくできているときは、肯定的な評価を返します。これを「正のフィードバック」といいます。 練習が十分に積めたら、実際にうまく立ち回れる場面を見届けるようにします。これまでにない姿が見られたら、変化や成長を一緒に喜びましょう。. Illustration: Jin Kitamura. 川上 康則 東京都立矢口特別支援学校主任教諭. 光村図書 広報部. 第2回 「インクルーシブ」できる授業. 第1回 どの子も必ず成長している. 川上 康則. 通常学級での特別支援教育 第50回. トップ みつむら web magazine 授業に役立つ 通常学級での特別支援教育 通常学級での特別支援教育 第36回. 通常学級での特別支援教育 第36回. 通常学級での特別支援教育 年4月5日 更新 川上 康則 東京都立矢口特別支援学校主任教諭 通常学級で特に気をつけたい特別支援教育のポイントを、新任・若手の先生方に向けて解説します。. 川上康則(かわかみ・やすのり) 年、東京都生まれ。東京都立矢口特別支援学校主任教諭。公認心理師、臨床発達心理士、特別支援教育士スーパーバイザー。立教大学卒業、筑波大学大学院修了。肢体不自由、知的障害、自閉症、ADHDやLDなどの障害のある子に対する教育実践を積むとともに、地域の学校現場や保護者などからの「ちょっと気になる子」への相談支援にも携わる。著書に、『通常の学級の特別支援教育 ライブ講義 発達につまずきがある子どもの輝かせ方』(明治図書出版)、『こんなときどうする? ストーリーでわかる特別支援教育の実践』(学研プラス)など。. 第36回 言葉よりも先に手が出る子 今日のポイント たたく・蹴るなど、言葉よりも先に手が出るという行動に対する指導では、「たたかないでいること、蹴らないでいること」を目ざす「我慢」型の目標が設定されていることが多い。しかし、このやり方では、目標を達成したとしてもいわば当たり前と見なされてしまうため、なかなか行動の修正につながらない。 たたく・蹴るなどは、これまでは「暴力」と見なされることが多かったが、実は「その場で取るべき行動レパートリーの乏しさ」に由来する「適切な行動のエラー」であると捉え直すことができる。 段階的かつ具体的な指導を進めていくと、変化や成長につなげることができる。. 厳しく叱る。 二度としないように約束させる。 繰り返し、よく言い聞かせる。 「暴力は犯罪だ」と伝える。 「たたかれた相手の気持ちに立って考えなさい」と叱る。 「今度もしたたくようなことをしたら、教室や学校から出ていってもらう」と脅す。 保護者を呼び、家できつく言い聞かせてもらう。. たたく・蹴る以外の行動を獲得していない段階にあるため、パターン的にたたく・蹴るが出てしまう(代替行動の未学習)。 過去に、たたく・蹴るなどの行動でうまく乗り切った経験があり、それが継続したために出てしまう(誤学習)。 言葉で自分の気持ちを伝えたり、相手の返答や反応を待ったりするスキルが乏しい(対人スキルの乏しさ、実行機能の弱さ)。 相手の都合を尋ねるスキルが乏しく、発揮できていない(対人スキルの乏しさ)。 相手が自分の要望を承諾してくれたときにお礼を言ったり、相手から断られたときに気持ちを切り替えたりするスキルが乏しい(その場にふさわしい行動の未学習)。 たたいたり、蹴ったりしたときと、その場にふさわしい行動が取れたときの「結果の違い」が予測できていない(近い未来の予測や経過の見通しの乏しさ)。. この記事のタグ 授業に役立つ 先生向け 保護者向け 特別支援教育. このシリーズの目次へ 前の記事 次の記事. このシリーズでよく読まれている記事 1. 通常学級での特別支援教育 年7月22日 更新 通常学級での特別支援教育 第38回 川上 康則 東京都立矢口特別支援学校主任教諭 授業に役立つ 先生向け 保護者向け 特別支援教育. 通常学級での特別支援教育 年8月24日 更新 通常学級での特別支援教育 第28回 川上 康則 東京都立矢口特別支援学校主任教諭 言葉と学びを広げる 先生向け 保護者向け 特別支援教育. 通常学級での特別支援教育 年8月23日 更新 通常学級での特別支援教育 第16回 川上 康則 東京都立矢口特別支援学校主任教諭 言葉と学びを広げる 先生向け 保護者向け 特別支援教育. イベントリポート 年7月26日 更新. みつむらの活動 小学校 中学校 高等学校 国語. LDのある子の学習参加 年11月16日 更新. 小貫 悟 明星大学教授. 授業に役立つ 小学校 国語 先生向け 特別支援教育. 通常学級での特別支援教育 年3月1日 更新. 言葉と学びを広げる 先生向け 保護者向け 特別支援教育. 通常学級での特別支援教育 年2月17日 更新. 通常学級での特別支援教育 年10月12日 更新. 授業に役立つ 先生向け 保護者向け 特別支援教育.
小学1年生の自宅学習のコツ! 勉強を好きになる絵本・ドリル12選
小学1年生の自宅学習のコツ! 勉強を好きになる絵本・ドリル12選 | Gakken家庭学習応援プロジェクト マナビスタ 肢体不自由、知的障害、自閉症、ADHDやLDなどの障害のある子に対する教育実践を積むとともに、地域の学校現場や保護者などからの「ちょっと気になる子」への相談支援にも ヨンデミーは、AI ヨンデミー先生のサポートとゲーム感覚で楽しめるアプリによって、子どもが読書にハマるオンライン習い事。 1日3分のミニレッスンから始まる読書習慣 小学生のゲームはやり方が大事!親子ともにストレスのない「守れるルール」を決めよう|ベネッセ教育情報サイト授業に役立つ 先生向け 保護者向け 特別支援教育. 右に倣えが大嫌いで、 そんな世界への違和感をバネにして生きてきた。 そのせいかな、映画の中で、教師の背や教室の 片隅でうとうと居眠りする子供たちの姿を観ていると、 何だか泣けてきた。 映画を観た大人たちにも温かな居場所を作ってくれるような、美しい絵本のような作品である。. 市内へ通勤するようになって2年が過ぎた。片道1時間半かかるこの経路は,実は27年前に父が通勤していたと同じ道のりでもある。先日,所用で市内に出かけるという父と,久しぶりに同じバスに乗り合わせることにした。 「お父さんも昔,毎日この道を通っていたんだよねえ。」 「まさか,親子で同じ道を通うようになるとはね。」 「私は行きも帰りもほとんどバスの中で寝てるけど,お父さんも,寝てた?」 一方的に私がしゃべり,父は微笑みながら黙ってそれを聞いていた。 しばらくして,バスが峠道にさしかかったとき,突然,父が「ここに小さな社があるが,知っているか。」と言う。峠を下りきったところにひっそりとその社はあった。正直なところ,その存在は知っていたものの,特に気を留めたことはなかった。というより,無信心な私は,ほとんど連日眠り込んだままで,通り過ぎている場所でもあった。何と父は,その社の前をバスが通り過ぎる時,毎朝心の中で手を合わせていたと言うのだ。 「何を祈ることがあったん?」 驚いて尋ねると,父はまじめな顔をして, 「道中の安全と家族の無事。」 その言葉に再び驚いた。往復3時間あまりの通勤途上,父もきっといろいろなことを考えていたのだろう。仕事のことはもちろん,母のこと,私たち娘のこと,自分の健康のこともあったかもしれない………,当時は今ほど交通時事情もよくなかったし,安全についてもきっと不安が大きかったことだろう。 そして,当時の私は高校生,まさに多感な時期で,父とじっくり話をすることはあまりなかったように思う。家に帰れば仕事の話など一切しない父だったし,朝早く出て夜遅く帰ってくる父に,私は反発こそしなかったが,いくらか距離をおいていたかもしれない。だから,父がこの道のりを日々どんな気持ちで通っていたのかなど,知る由もなかった。父は,そんな当時の私にどんな思いを抱いていたのだろうか。 私もあと数年で,そのときの父の歳になる。自らが「親」になって初めてわかる「親」の気持ちというものがあるが,今の私は,道中の安全と家族の無事を願う当時の父の気持ちが少しだけ理解できるような気がした。. 我が家には小学4年生になる男の子がいます ある日の夜,子供が布団の中に入って声を殺して泣いていたので "どうしたの?"って聞いたら,"さっきTVで命のお話したでしょ? その事を思い出して泣いてたの"って 子供は子供なりに命の事を考えてる その後,この世に生を受けたものは必ず死を迎えることなどを話した 現在は物が豊富な時代で命の事を考える人が少ない中 いつまでも いつまでも命の事を考える人になって欲しい. STEP 6.
ゲームをしている子どもは9割以上
「こども若者☆いけんぷらす」などによりこどもの声を政策に反映させる取り組みを始めており、今秋には、こども大綱策定に 小学校に入ると、いよいよ本格的な勉強がスタートします。もちろん、学校の授業も大切ですが、同時に取り組んでいきたいのが「自宅学習」です。 肢体不自由、知的障害、自閉症、ADHDやLDなどの障害のある子に対する教育実践を積むとともに、地域の学校現場や保護者などからの「ちょっと気になる子」への相談支援にも こども家庭庁では年4月から.勉強についていくためには、 「塾に通わせたほうがいいのだろうか」 と迷うかたもいるのではないでしょうか。その際にネックになってくるのが、経済的な負担です。塾や学習教室などに通うと、月に10,円以上の費用がかかることは少なくありません。一方「自宅学習」は、基本的には市販のドリル代などにかかる費用のみ。 塾やお稽古に通うよりも、安くおさえられる ことも「自宅学習」のメリットです。. 広島県教育委員会 〒 広島市中区基町9番42号 Tel:(県庁代表). 通常学級での特別支援教育 年3月1日 更新. 通常学級での特別支援教育 年4月5日 更新 川上 康則 東京都立矢口特別支援学校主任教諭 通常学級で特に気をつけたい特別支援教育のポイントを、新任・若手の先生方に向けて解説します。. 授業に役立つ 小学校 国語 先生向け 特別支援教育. 小学校に入ると、いよいよ本格的な勉強がスタートします。もちろん、学校の授業も大切ですが、同時に取り組んでいきたいのが「自宅学習」です。 小学校1年生のうちから自宅学習で、コツコツ机に向かうことを習慣づけることで、学年が上がっても意欲的に勉強に向き合える と言われています。 とはいえ、 「自宅学習」はやり方を間違えると、子どものやる気を落としてしまう ことも…。 そこで今回は、自宅学習をスムーズに進めるためのコツを、教材に最適なドリルや絵本と合わせてご紹介していきます。. 入会費 ¥6, 川上康則(かわかみ・やすのり) 年、東京都生まれ。東京都立矢口特別支援学校主任教諭。公認心理師、臨床発達心理士、特別支援教育士スーパーバイザー。立教大学卒業、筑波大学大学院修了。肢体不自由、知的障害、自閉症、ADHDやLDなどの障害のある子に対する教育実践を積むとともに、地域の学校現場や保護者などからの「ちょっと気になる子」への相談支援にも携わる。著書に、『通常の学級の特別支援教育 ライブ講義 発達につまずきがある子どもの輝かせ方』(明治図書出版)、『こんなときどうする? ストーリーでわかる特別支援教育の実践』(学研プラス)など。. 先日体育館で行った,学校朝会での出来事である。 学校朝会では,最初に校長が全校生徒に向けて話をしたり表彰式を行ったりしている。それが済んだ後は,学年ごとに分かれ,健康観察や担任からの指示・伝達が行われる。それらが終われば,学年ごと解散となるので,生徒たちは体育館の出入口に向い,各学級のある校舎へと移動する。 その日の学校朝会では,3年生が1番早く終了し,体育館の出入口にある下駄箱に向かって足早に移動を始めた。 そんな時,ある3年男子生徒のとった行動は,私自身を不可解にさせるものであった。その行動とは,体育館の出入口に1番遠い場所で解散するや,その場で自分の履いていたシューズを脱ぎ,手に持って移動を始めたのである。これが夏の時期であれば,体育館の出入口が混雑するのを避け,少しでも早く下駄箱に自分のシューズを置きたいための行動か,と想像できなくもない。しかし,時期は11月も終わりを迎え,体育館フロアーの冷たさも足に堪えようかという寒い時期である。 そこで彼に尋ねてみた。「なぜ,そんなに早くシューズを脱いで移動したの?」と。すると彼の返事は,私の予想した考えを,根底から覆すものであった。 「まだ朝会が終わっていない学年があったので,音をたてないようにと思い脱ぎました。」という応えだったのである。 シューズのかかとを踏んで歩く生徒を,これまで度々注意することはあったが,逆に今回の出来事は,そんな浅はかな自分自身の考え方を反省するとともに,子供たちの持っている素直で純粋な気持ちに触れ,心が温かくなる朝の出来事となった。. データでわかる! ヨンデミーでどう成長するの? どんどん 読書が好き になり、 読書に対して 主体的な姿勢 になる. ミニレッスンは、1日1回ヨンデミー先生から送られてくるチャット型レッスン。内容は、本の楽しみ方や感想の書き方、本の探し方などのクイズです。 忙しくて本を読めない日でも取り組めるので、自然と本に向き合う時間が増えていきます。. 自宅学習は、 「自分のペース」で勉強ができる ことも大きなメリットです。というのも、塾や学習教室などの場合、自分が理解したかどうかに関係なく授業が進んでしまい、置いていかれてしまうことも。また、わからないことがあっても先生に質問ができないというお子さんも少なくないようです。その点、自宅学習ならば、自分が納得できてから次へ進むことができますし、家族にならわからないことも気軽に聞けます。また、 子どもの体調や都合に合わせて、勉強内容や時間を変更ができる のも自宅学習ならではです。. 明日は土曜日。仕事を終えた私は,自宅に帰るための広島市内の停留所からの高速バスに乗り込み,ほっとした気持ちで外を眺めていた。 ふと,バスの通路を隔てた隣の席を見ると,小学校3・4年生くらいの女の子が,窓越しに母親らしき女性に手を振っている。女の子の横の席には,ふくらんだリュックが置いてある。私は,きっと泊りがけで,おじいちゃん,おばあちゃんの家にいくのだろうと思った。 広島駅前のバス停で,両手に重そうな買い物袋をもった中年の女性がバスに乗ってきた。その女性は買い物袋を体の前後に持ち,狭い通路を進みながら空いている席を探している。車内は,横の席に荷物を置き2つの席を使っている人が多く,ほとんど空いていない。私も2つの席を使っている一人だった。私は横の席を空けるため,荷物をひざの上に置こうとしたとき,あの女の子がその女性に向かって「ここ空いています」と小さな声で言いながら手招きしているのである。思わず,私はひざの上に置こうとしていた荷物をまた,横の席におき,女性がどこの席につくのか気になりつつ,また外を眺めるふりをした。しばらくすると「ありがとね」の女性の声。「いいえ,どういたしまして」と女の子の声。その後は,通路を隔てた隣の席から,私にかすかに聞こえる程度の2人の楽しそうな話し声が続いていた。家族のこと,学校のこと,勉強のこと・・・・。しばらく私は隣の席から聞こえてくる会話を楽しみ,その後は眠気に負けしばし休憩。 我が家の近くのバス停を知らせるアナウンスが聞こえ,目が覚めた。隣では,まだ2人の楽しそうな会話が聞こえてくる。バスを降りるため席を立ち,隣の席に目をやると。女性が買ったのであろうパンを2人が分け合って美味しそうに食べていた。女の子の小さな親切が小さなバスハイキングに発展していたのだ。 私はバスを降り,我が家に向かいながらこんなことを考えていた。あの女の子は,おじいちゃん,おばあちゃんにバスの中で出会った女性のことをどんな顔でどんな話をするのだろうか,おじいちゃん,おばあちゃんが孫のための作った御馳走をどれだけ食べられるのだろうか・・・。明日からの休みはきっといいことがありそうだ。. 昨日の夕方,帰るしたくをしていたゆうくんの机の横に,色水の入ったビニル袋がぶら下がっているのを発見。 「ゆうくん,これ何?」 「・・・・・」 それは,ちょうど金魚すくいで入れてもらうような袋でした。わたしは,その水袋が床に落ちて水びたしになることが心配でたまりません。 「どうしたん,これ?」 すると,ゆうくん 「金の水・・・。きれいじゃけん・・・。」 どうやら,それは図工の時間絵をぬるときにできた水入れの水の色がとてもきれいだったので流して捨てるのをもったいなく思い,ビニルに入れて大事そうにずっと机の横にぶら下げておいたものらしいのです。 その色があんまりきれいなので感動し,おうちの人にも見せたいと思ったのでしょうか。家に向かうゆうくんの手には,その水袋がしっかりと握られていました。. はじめまして。今日学校から帰るとお手紙が届いていました。 僕は,当たり前のことをしただけなのに,こんなにも喜んでいただきとても嬉しく思っています。それからお金(薄謝というんですね,勉強になりました)を沢山いただいてありがとうございました。大切に遣わせていただきます。 僕は小さいころからサッカーを習っていて,高校に進学する際,憧れの観音高校を選びました。夢は観音サッカー部のレギュラーとして国立競技場のピッチに立つことです。これからも観音高校の校訓である「文武両道」を目指してがんばります。 この度は,本当にありがとうございました。どうかお身体を大切にしてください。. STEP 2. 私が電車に乗っているといつものように気付くのが,隅に隠すようにして捨ててあるお酒のカップです。つい最近は,お酒のカップを置く現場を見たばかりです。 しかし,いつもお酒の匂いや飲んだあとということが気になり拾えずにいました。ジュースの缶などは普通に拾えるのですが,お酒となるとなぜか拾いにくくなってしまうのです。 そして今日,四十代半ばの男性が隅に置いてあったお酒のカップを蹴ってしまった音で私は(またある・・・。)と思って,その男性の方がどうするかを見ていました。すると,その男性は,最初ためらいながらもお酒のカップを拾い,下車されました。私はその姿を見て,みんな拾うのは嫌ですが,そこでどうするかが大切である事を学びました。 前回投稿した「電車での落とし物」で勇気を出して行動に移す事を学んだにも関わらず,また,今回行動できませんでした。改めて教えてくれたこの男性に感謝し,またこのような事があった時は,ためらわず行動していきたいです。 そして,これを見ていただいた方には,もう一度電車のマナーについて考えてもらいたいです。よろしくお願いします。. 庄子寛之 (東京都 公立小学校教員) この映画からたくさん感動しましたが、 一番見てほしいのは、手作りの卒業式・入学式です。 現在日本の公教育では、 例年通りのどこでも一緒の行事が行われています。 「子供たちのために」なんて声はよく聞かれるのに、 例年通りの行事が行われていく。 「任せる」「見守る」「そのままでいい」 公立でもできるそんなヒントがたくさん散りばめられている考えさせられる映画です。. 代表メッセージ 代表取締役 笹沼颯太. LDのある子の学習参加 年11月16日 更新. STEP 5. 養老孟司 (解剖学者) 低学年だからとバカにするわけではなく、 小学校はこれでいいのだ、という感を深くした。 多くの小学校がなぜこうならないのか、 という疑問が以前からある。 この映画で記録された学校が特別だとすれば、 それがヘンなのである。 その責任は子どもにはない。 大人にあるに決まっている。 この記録映画で、 大人は自分を考え直す機会を与えられた、 と思うべきであろう。. このシリーズの目次へ 前の記事 次の記事. 体にも心にも残る体験できる場所 信頼されていることを経験できる場所 自分の能力を信じる体験を重ねることができる場所 子どもの学ぶ権利と学び方の自由が守られている場所 「なぜ」の好奇心の芽がルールによって摘まれない場所 自分の声には価値があることを学べる場所. お問い合わせ メール info yondemy. 子どもは伸び伸び過ごしすぎると わがままになるのでは? 子どもに好きなことばかりさせていると 我慢することのできない子に育つのでは? 背筋を伸ばして座って先生の話を聞かないと 学習能力が付かず将来の選択肢が狭くなるのでは? この『夢みる小学校』を観ていただければ、言葉で説明をされるよりもずっとずっと心の奥底から 「そうか。大丈夫なんだ。健全ってこういうことなんだ!」と感じることができるはずです。 大人には、夢みる小学校のような環境で子ども時代をすごしたら、自分はどんな人生だっただろうかと考えてみてもらいたい。 子どもたちには、学校って色んなところがあるんだよ。 勉強する方法って、選べるんだよ! と知ってもらいたい。. 小学校1年生が自宅学習でやるべき勉強は、 「読み・書き・計算」 が中心です。 「読み」 は、声を出して文章を読むこと。教科書の文章がスラスラと読めるように、繰り返し音読を練習しましょう。 「書き」 は、ひらがな、カタカナ、習った漢字を書くこと。バランスよくスムーズに書けることを目指します。また、書くことによって、鉛筆の使い方や、字を書くために必要な指の力を養うこともできます。 「計算」 は、足し算、引き算。単に問題を解くだけでなく、「増える・減る・足す・引く」それぞれの意味を理解することや「速く、正確にできる」ことも大事です。. そして 幅広く 読もう!. 忙しくても大丈夫、 1日3分のミニレッスンから 習慣化. 月額料金 2, 円 最初の30日間は無料で体験できます。. 広島は7月の豪雨によって多くの被害を受けました。山陽本線も不通となり,2か月近く新幹線による代替輸送が行われました。その間、仕事帰りの新幹線は大混雑で、さながら通勤ラッシュの満員電車のような状況でした。座席に座ろうと思えば、30分近く前から並ばないといけない状況が続いていました。そういった通勤を続けていた夏の暑い日のことです。 その日も、帰りの新幹線の広島駅のホームは帰宅する人でごった返していて、猛暑でみんな汗をダラダラと流しながら新幹線の到着を待っていました。そのため,少し殺伐とした雰囲気もありました。なんとか座って帰ろうと私も30分近くホームに並んで待ちました。やっと新幹線が到着し,車内に入って座ることができてほっとしていたところ,ふだんは新幹線を使っていないだろう,小さい女の子とそのおじいさんと思われる2人が乗ってきました。2人はふだんの新幹線ではありえないような大混雑にとまどっているようでしたが,座ることはできず,車内の通路に立つことになってしまいました。小さな女の子もおじいさんに「ここに立っていよう。」と言われ,とまどいつつも立っていようとしていました。 座ってほっとしていた私は,譲った方がいいなとは思ったのですが,3人席の一番奥に座っていたため,どうしようかなと逡巡していたところ,近くの男性が,なんのためらいもなく,「どうぞ、座ってください」と譲られました。私はその光景を見ながら,座られていたということは,おそらく暑い中,何十分もホームに並ばれていたと思われるのに,何のためらいもなく譲れる姿に,暑い日でしたが,爽やかさを感じました。また,ためらわなかったことで,女の子にもおじいさんにも必要以上の恩を着せるということがなかったようにも思いました。 私も,相手に負担や重荷を背負わさないような思いやりを届けるようになりたいなと思いました。. ちょっと前のことになります。 私が小学1年生のときの担任のY先生(女性)がこの春定年退職されました。 もう30年余り前のことになりますが,目元がキリッとした声のよく通る先生で,先生になりたてのころの若さ一杯の颯爽としたY先生の姿は今も鮮明な記憶として残っています。 卒業した後も年1回の年賀状のやりとりは続いていましたが,30年という時を経てもなお,私の記憶の中のY先生はいつも小学校1年生のときの若々しい姿でした。(頂く年賀状が今流行の家族の写真入りのものでなく,文字と絵のものだったこともありますが・・・しかし添え書きされる自筆の字は昔ノートに書かれたものと変わらない端正なものです。) 「まだまだ老け込むには早いです。人生これからです。」 などと月並みな激励の手紙をしたためたところ,やや間をおいて返事の手紙をいただきました。 近況の報告に交えて「私もおばあちゃん1年生になりました。」との文字。めでたく初孫御誕生とのことでしたが,単なる「おばあちゃん」ではなく「1年生」と書かれた文字に,いつも新たな気持ちでというY先生の前向きな姿勢,孫と一緒に私もまだまだ成長していくんだという思いや,孫を授かったという無上の喜びなどいろいろな思いが込められているように感じました。 「おばあちゃん1年生ですか。頑張ってください。」 と心の中で再度先生にエールを送ると,記憶の中の先生のキリッとした目元がゆるんで,少しはにかんだように見えました。. AI先生がデータに基づいて お子さんにぴったりな本をおすすめ!. それでも、準備・部活・勉強と上手く時間をやり繰りし、 たった5分ほどの発表に全力で練習を重ねる生徒たち・・・。 最近は、「一生懸命に何かをすること」を恥ずかしいと感じている子どもが 増えたように思っていましたが、「何事にも全力」で頑張っている子ども達が たくさんいるのだなと改めて考えさせられました。 まさに『青春』ですね。 帰ってきた娘によると、あのクラスは優勝したのだとか。 「先輩すごかった~! もうね。素晴らしかった。 まだ小さいんだから。とか、危ないから。 なんて言葉はここにはなくとにかく自由に子供たちが想いを発してそれを形にしてゆく。 形にするのはあくまでも子供達。大人はただそのお手伝いをするだけ。 生きた国語、算数、理科、社会がそこにある。 脳科学者の茂木さん曰く、この教育は脳を活性化する環境だ!と語しそれは卒業生の活躍に現れる。 自分で考えて行動すること。 人生を作るのにとてつもなく大切なことなのに今の学校教育はその環境を作れていない。 そして大人でさえもそれをできていない。 でも、知ったならこれからだ。 自分で作った枠を壊してほしい。.