乳房の痛みを感じると、「もしかして乳がんなのでは?」と心配になる方もいるかもしれません。 乳がんは現在がんの部位別罹患率1位になっているということもあり、女性にとっては関心の深い病気 ではないでしょうか。しかし乳がんで乳房の痛みを感じることはまれだといわれています。 では乳房の痛みの原因は何なのでしょう? 痛みの種類、時期別に解説していきます。. ホルモンとは女性ホルモンであるエストロゲン、プロゲステロンのことです。それらが変化することによって痛みが生じます。 ホルモンの変化、感染症、それぞれについて解説していきます。. 乳房の痛みに関係するホルモンは、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロン です。この2つのホルモンは月経や妊娠、出産などをきっかけに濃度に変化が生じ、乳腺に働きかけて乳房が張ったり、乳腺組織を増殖させて授乳を行う準備をします。 ホルモンの変化から生じる痛みは部分的なものではなく、乳房全体に痛みがあらわれることが多い とされています。 また、更年期障害のホルモン補充療法や経口避妊薬の服用によっても女性ホルモンの濃度の変化が生じて痛みを感じることがあります。. 乳房の感染のほとんどが、 産後の授乳期にあらわれる乳腺炎 です。特に産後に授乳を開始してから3週間ほどは注意が必要です。乳腺炎には母乳が乳房内に留まることで起こるうっ滞性乳腺炎と、細菌が侵入することで起こる化膿性乳腺炎の2種類があります。 その他に乳房周囲の手術後に感染することもありますが、それ以外の感染はまれだといわれています。. 乳腺炎は 授乳期の女性が発症する病気で、特に授乳を開始した産後2〜3週間は注意が必要 です。 乳腺炎にはうっ滞性乳腺炎と化膿性乳腺炎の2種類があります。 それぞれ解説していきます。. 特に初産婦の方に多く、母乳が外に出るための道がきちんと出来ていなかったり、母乳が作られる量と赤ちゃんの飲む量のバランスが合わない状態が続くと、母乳が乳房の中に長時間留まってしまいます。このことが原因で乳腺が炎症を起こした状態を、うっ滞性乳腺炎というのです。 痛みを伴いますが、授乳を続けて溜まっている母乳を外へ出すことで乳腺炎が解消 されます。痛みが強い場合は鎮痛消炎剤を服用したり、氷で冷やす、乳房マッサージを行うなどの方法がとられます。. 授乳を開始してすぐは赤ちゃんもまだ母乳を飲むことが上手でないため、乳頭が傷ついてしまうことがあります。 この傷から細菌が侵入し、乳房の中にある母乳が感染した状態を化膿性乳腺炎 といいます。原因である細菌は黄色ブドウ球菌や連鎖球菌で、乳房の腫れ、熱感とともに高熱が出ることが特徴です。 化膿性乳腺炎と診断された場合、直ちに授乳は中止します。医師の診察の結果、排膿や切開などの外科的処置や、抗生剤の服用をおこなうことがあります。. 乳輪下腫瘍は、 非授乳期に乳輪の下の乳管が細菌感染してしまった状態 です。乳輪のあたりの痛み、しこりが主症状で、抗生剤にて治療をおこないます。膿がたまってしまった場合は、切開して排膿を行うこともあります。一度治療をしてもくり返し感染を起こす方が多いことが特徴です。. 乳房の良性腫瘍で、多くの方が乳房の外側上部にしこりや痛みを感じることが多い です。初潮年齢が早い方、第一子出産年齢が30歳以降の方、出産経験がない方に発生しやすいといわれています。治療の必要はないといわれていますが、がんの可能性を否定するために生検を行うことがあります。. 乳房が張って痛い原因としては、女性ホルモンが関係している場合と、乳房になにかしらの病気がある場合が考えられます。 女性ホルモンが関係している場合、生理前や妊娠、成長期、更年期に胸が張って痛いこと があります。また、睡眠不足などの不規則な生活が原因でホルモンバランスが乱れてしまい、胸の張りや痛みが出ることもあります。 胸の張りが症状として出る病気は、 高プロラクチン血症、乳腺炎、乳腺線維腫、乳がん です。. プロラクチンとは母乳を作る役割をする乳腺刺激ホルモンです。出産後に母乳分泌を促すために分泌されますが、高プロラクチン血症では出産をしていないのにプロラクチンの数値が高い状態になります。自覚症状は 乳汁の分泌、胸の張りやしこり、月経不順、排卵障害です。高プロラクチン血症、不妊の原因 になるともいわれています。. 授乳期の女性で、母乳が乳房の中にたまってしまうことが原因で起こる病気 です。乳腺が炎症を起こし、乳房が張って痛みがでます。痛みが強い場合はクーリングや沈痛消炎剤や使用することもありますが、基本的には乳房マッサージを行い溜まっている母乳を外に出すことで痛みが解消されます。. 乳がんで張りや痛みを感じることはほとんどない と言われています。しかし張り・痛みで検査して乳がんが発見されるケースもあります。張りや痛みがあるから乳がんじゃないだろうと安心はせず、乳がん検診を受けたり、医療機関に受診をしましょう。. 詳しくはこちら 乳房が腫れて痛い 乳房が腫れて痛い場合、一番に考えられるのは感染 です。乳房が感染することは少ないといわれていますが、授乳期に乳頭が傷つき細菌が侵入することで起こる化膿性乳腺炎があります。化膿性乳腺炎では直ちに授乳は中止し、排膿や切開、抗生剤の服用をおこないます。その他にその他に乳房周囲の手術を受けた後に感染することもあります。. 乳房がチクチクするような痛みは、女性ホルモンの影響を受けていることが多い とされています。生理前にホルモンバランスの変化からこのような痛みを感じることが多く、痛みとともに胸の張りを感じたことがある方も多いのではないでしょうか。乳房の張り、痛みに関係するプロゲステロンの分泌は排卵後7日目にピークを迎えます。月経開始3~4日前から胸の張りを感じはじめ、月経終了ごろには痛みがおさまります。 ズキズキする痛みは、 授乳期に乳腺が炎症を起こす「乳腺炎」の際に感じることが多い とされています。 しかし、他の乳房の病気でない可能性もあるため、痛みが続く場合は受診を検討しましょう。. 生理が起こる仕組みには、エストロゲンとプロゲステロンというホルモンが関与しています。 排卵後に分泌されるプロゲステロンは乳腺に働きかけ、胸の中に水分を蓄える働き をするのです。このことで乳房に張りや痛みが生じます。 プロゲステロンは排卵後7日目頃に分泌量がピークとなり、その後分泌量は減少していきます。乳房の張り、痛みは生理の3~4日前から感じ始め、生理がくると徐々に痛みは軽減していきます。. 妊娠するとエストロゲン、プロゲステロンというホルモンが増えます。そのうち プロゲステロンは乳腺や乳管の成長を促し、乳房の血液量を増やす働き があります。その結果、乳房のサイズが徐々に大きくなるのです。この時に乳房に張りや痛みを感じたり、乳首に痛みを感じる方がいます。. 授乳期に乳房に張りを感じるのは、母乳が十分に作られている証拠 だといわれています。しかし 張りだけでなく痛みを感じてしまうと乳腺炎の可能性 があります。授乳開始してすぐは赤ちゃんの飲む量と作られる母乳の量に差があり、母乳が乳房の中に残ってしまうのです。また授乳開始直後は乳頭が傷つきやすい状態のため、そこから細菌が侵入してしまい感染してしまうことがあります。. 更年期は閉経前後10年の期間といわれており、40代頃より始まるとされています。 更年期に乳腺症にかかりやすいといわれており、その原因は不明ですがこの時期に急激に減少するエストロゲンが関与している のではないかともいわれています。 乳腺症は乳房の痛み、張り、しこりが生じる良性の病気です。治療の必要はなく、経過観察を行うことが多いとされています。 ほかにこの時期の乳房の痛みには、更年期障害の症状の一つである不定愁訴の可能性もあります。. 市町村で実施している乳がん健診の対象年齢は40歳以上となっています。受診の間隔は2年に1度で、検査項目は問診と乳房エックス線検査(マンモグラフィ)となっています。 しかし、乳がんの発症年齢は20代から増え始め、40代がピークとなっています。そのため、市町村で実施している乳がん検診以外での早期発見が必要です。医療機関で自費で受けられる乳がん検診もありますが、自宅でおこなうセルフチェックがあります。乳がんはセルフチェックで見つけることができる唯一のがんです。定期的に自分の乳房をチェックすることで、異変に気づきやすくなるでしょう。. セルフチェックをおこなうタイミングは、 月経終了後の胸の張りがおさまった時期がよい でしょう。 チェック項目は以下のとおりです。. 乳房の痛みは、発生する時期や痛みの種類により原因が違ってきます。痛みを感じた場合、どのような痛みなのか、自身のおかれている状況を考えて痛みの原因を考え、必要があれば医療機関受診を検討しましょう。特に「乳がん」を心配される方はセルフチェック、がん検診を定期的に受けることで早期に発見ができます。 乳がんはセルフチェックで発見ができる唯一のがんとなっています。 自身の体と向き合うことで健康管理をおこなっていきましょう。. 健診 予約 お問 合せ 外来 予約. 健診WEB予約 お問い合わせ 外来WEB予約 LINE友だち追加. MYメディカルクリニックTOP ブログ 乳房の痛みの原因とは?痛みの種類別、時期別に徹底解説!. 乳がんについて詳しくはこちら 詳しくはこちら. 当院の乳腺外科についてはこちら 詳しくはこちら. 略歴 藤田保健衛生大学医学部 卒業 公立昭和病院 東京慈恵会医科大学附属病院麻酔科 助教 北部地区医師会病院麻酔科 科長 年 MYメディカルクリニック 医師. 前の記事 一覧に戻る 次の記事. ブログ クリニック 女性 検査 感染症・ワクチン 生活習慣 豆知識.
乳腺炎:原因は?症状は?食事との関係は?マッサージの効果は?治療は?
乳房の痛み - 女性の健康上の問題 - MSDマニュアル家庭版 一般的な胸のお痛みや違和感の原因としては主に女性ホルモンの影響による乳腺の浮腫みや、乳腺のう胞(水が溜まった袋)、良性のしこり、乳癌等が考えられ 乳腺炎とは、乳腺症と同じく、乳房が痛くなる状態ですが、文字通り、何らかの理由で乳腺が炎症を起こし、痛み、腫れ、熱っぽい状態になることです。大きく 乳房が痛い!考えられる原因は?|ハピサポ | 三宅医院 産科 婦人科 不妊治療 小児科 形成外科 心理カウンセリング特に初産婦の方に多く、母乳が外に出るための道がきちんと出来ていなかったり、母乳が作られる量と赤ちゃんの飲む量のバランスが合わない状態が続くと、母乳が乳房の中に長時間留まってしまいます。このことが原因で乳腺が炎症を起こした状態を、うっ滞性乳腺炎というのです。 痛みを伴いますが、授乳を続けて溜まっている母乳を外へ出すことで乳腺炎が解消 されます。痛みが強い場合は鎮痛消炎剤を服用したり、氷で冷やす、乳房マッサージを行うなどの方法がとられます。. 乳房の痛みが長引く(例えば1カ月以上)場合は、 医師の診察 を受ける必要があります。. き 役に立った! 0. いつからか分からないのですが、動いているときに腕が胸の横に当たると痛いです。 すごく痛い訳ではなくてズキッとくる感じです。 最近お風呂に入ってみて、痛いと感じたのでどこが痛いのか探してみると両胸同じところが痛いことが判明しました。 痛みは弱くなることも強くなることもないのですが、1ヶ月以上は続いていると思います。 1月はじめに乳輪付近に粉瘤ができていて、乳腺外科で診察してもらったときは異常はなかったのですが、もう一度診察してもらった方がいいのでしょうか? そのときは若いから超音波検査しかしませんでした。 役に立った! 0. 今日の朝起きたら右胸の横の部分が痛くて昼をすぎてもまだ痛いままです。押したら痛いだけなんですが大丈夫なんですかね、、 夜寝てる時は右胸を下にして寝ていてそのせいかなと思ったんですけど心配で、、 役に立った! 0. みーぽん様、ご質問ありがとうございます。 上記の内容の症状ですと慣れない乗り物の動きからむちうちのような症状になっている可能性も考えられます。 症状が悪化したり長く続くようでしたら整形外科をご受診されることをお勧め致します。 また、乳腺内の検査が必要な場合は乳腺科の診察(保険診療、必要な検査も含めて)をご受診下さいね。 どうぞお大事にされて下さい。 役に立った! 0.
胸の痛みの種類や特徴について
ホルモンとは女性ホルモンであるエストロゲン、プロゲステロンのこと 乳房の痛みは乳がんとは関係ないことが多いですが、痛み以外に乳房が赤く腫れたり、熱を持った場合には炎症性乳がんや乳腺炎の可能性があるため、乳腺外科を受診して 一般的な胸のお痛みや違和感の原因としては主に女性ホルモンの影響による乳腺の浮腫みや、乳腺のう胞(水が溜まった袋)、良性のしこり、乳癌等が考えられ 乳房に痛みが出る原因として以下の2つがあげられます。 ○ ホルモンの変化; ○ 感染症.乳腺専門医の井口 雅史と申します。 このページに来ていただいたかたは、もしかすると「自分が乳腺炎になってしまった?」と思って不安を感じておられるかもしれません。 いま不安を抱えている方や、まさにつらい症状を抱えている方に役に立つ情報をまとめました。 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました。. 実は、乳がんと間違いやすい病気はいくつかあります。 しかし実際の診断は、専門の医療機関でしてもらわなければ難しいもの。 乳がんは痛みがあるのか、乳がんとよく似た病気はどのような症状があるのか、ご説明します。. ご相談ありがとうございます。 身体の動きによる振動でお痛みを感じているとのことですね。 おっしゃる通り、ご年齢的に乳房も発達時期ですのでホルモンバランスの影響により痛みや張り感・しこり感を感じやすい時期です。 10代からみられる良性のしこり(多いものは線維腺腫と呼ばれるものです)は左右に複数みられることもよくありますが、左右対象にしこり感が気になる際は、正常の乳腺を触れている可能性が高いでしょう。 乳癌は日本人の場合、40代後半~50代前半にかかられる方が多いので、40歳をこえると徐々に可能性が高くなってきます。もちろん20代でもかかる可能性はありますが、極めて低く稀です。34歳以下の患者さんは、全乳癌患者さんのうち1. 症状としては以下のようなものがあります。 乳腺炎の症状 自然にしていてもおっぱいが 痛い 。 おっぱいを 押さえると痛い (圧痛【あっつう】といいます)。 おっぱいの全体または部分的に 腫れている (腫脹【しゅちょう】といいます)。 やわらかい しこり がある(よくなると消えます)。 おっぱいが 熱い 感じがする。 熱 が出る。. 補足ですが、走ったり階段を降りたり揺れる時も痛みを感じます、、 役に立った! 0. セルフチェックをおこなうタイミングは、 月経終了後の胸の張りがおさまった時期がよい でしょう。 チェック項目は以下のとおりです。. 乳房の痛みは多くの女性が経験します。痛みは片側の乳房だけに起こることも両方の乳房に起こることもあります。 ( 乳房の病気の概要 も参照のこと。) 乳房の痛みの原因 考えられる乳房の痛みの原因は、痛みが感じられるのが特定の部位なのか、乳房全体であるのかにより異なります。 痛む部位が1カ所の場合、以下が原因の可能性があります。 乳腺嚢胞 膿瘍などの 乳房の感染症 (まれ) 乳房全体が痛む場合、以下が原因の可能性があります。 ホルモンの変化 線維嚢胞性変化 大きな乳房により支持組織が伸ばされている ときに、広範囲にわたる乳房の感染症 乳房の痛みが唯一の症状であれば、通常は 乳がん の徴候ではありません。 女性ホルモンの エストロゲン と プロゲステロン の濃度の変化が乳房の痛みの原因になることがあります。これらのホルモンの血中濃度は、月経の直前、月経中、および妊娠中に上昇します。このように濃度が上昇すると、乳腺と乳管が拡張して、乳房に体液が保持されます。結果、乳房が張り、痛みを伴うこともあります。通常この痛みは乳房全体にみられ、圧痛が生じやすくなります。月経周期に関連する痛みは、数カ月から数年にわたって現れたり消えたりすることがあります。経口避妊薬の使用や閉経後のホルモン療法によっても、ホルモンの血中濃度が上昇し、同様の痛みが生じることがあります。. 昨日から動いてる時など両胸横が痛いと感じ始め、今日両胸横を触ってみるとしこりじゃないようなしこりなようなわからない感じでして、、そもそも、しこりは両方あることもあるのでしょうか?また、成長期だから膨張してる可能性もあるんですか?乳がんはいくつぐらいから、なりますか? 役に立った! 0. 乳管内乳頭腫 乳管にできる良性腫瘍で、乳頭近くにしこりができたり、分泌物が出たりします。 30~50代の女性に多くみられ、乳がんを併発するケースもあります。 乳管内乳頭腫について. 乳首には皮脂腺が多く、皮脂を分泌することで乳首を守っています。ところが、なんらかの理由で皮脂の分泌バランスが乱れると、炎症を起こしてかゆみなどのトラブルを招いてしまいます。 また、ブラジャーと乳首が擦れるなど、外からの刺激を受けて炎症が起き、かゆみを感じることもあります。これは刺激性接触皮膚炎と呼ばれ、誰にでも起こりうるものです。肌がかぶれた状態になり、赤みのほか、ひどいときには皮膚の表面に水ぶくれができることもあります。. ブログ クリニック 女性 検査 感染症・ワクチン 生活習慣 豆知識. 女性のご相談窓口 乳がん検診 乳がんの精密検査 ステレオガイドVAB 通称マンモトーム 乳腺など ピンクリボンブレストケアクリニック表参道では乳がん検診、乳がんの精密検査、マンモトーム生検、乳腺に関するいろいろなお悩み相談にも対応しております。 お気軽にご相談下さい。 皆様のご質問に院長・ピンクリボンアドバイザー認定スタッフが回答致します。 お返事は診療と平行のため 4週間 を目途としております。 皆様の相談内容とそれに対するクリニックからのお答えは、他の方の疑問解決にもお役立ていただくために、当クリニックのご相談窓口の 公開情報として掲載されます。 したがって、個人の特定につながる内容や医療情報、個人情報の保護に反する場合、ご相談の主旨と関係のないいたずらメール等の場合は、掲載を非公開とさせていただき、ご返信する場合がありますのでご了承ください。 治療内容のご相談は、現在の詳細な診療情報や画像資料が必要であることが多く相談窓口での責任あるご返答が難しい場合があります。 お急ぎのご質問や、治療方針のご相談、術後の生活相談などの場合は、看護相談外来またはブレストケアカウンセリング、セカンドオピニオン外来でご相談をさせていただきますので、まずはお電話でご確認のうえ、ご予約をお願い致します。 ピンクリボンブレストケアクリニック表参道 ホームページ | 院長プロフィール. はじめまして。 2ヶ月ほど前から、何かに当たったり押したりすると左胸 乳首の左横 がズキっと痛むようになりました。痛すぎて数秒は動けません。その後もじーんと痛みが続きます。しばらくしたら治り、触れない時は平気です。 痛みは、思春期頃ボールが胸に当たった時のような痛みに似ています。 2人出産しており、下の子供は1歳半ですが、現在もまだ少し授乳しています。 心配でたまらなくなり、先日乳腺外来にて超音波 エコー? で調べてもらったのですが、問題ないとのことでした。しかし、先生にも痛みがなぜ起こっているかわからないと言われ、益々不安に…。 問題がないのに このような痛みはでるものなのですか?他の病院にも行くべきなのか悩んでいます。 よろしくお願いします。 役に立った! 0. ホルモンとは女性ホルモンであるエストロゲン、プロゲステロンのことです。それらが変化することによって痛みが生じます。 ホルモンの変化、感染症、それぞれについて解説していきます。. パスワード 投稿時に入力したパスワードです. りんご様ご質問ありがとうございます。 お胸を押すと痛みがあるとのことですね。 10代~20代は乳腺組織が発達する時期で、乳腺がとても密な状態です。特に乳頭真下付近に硬い円盤状のように触れたりすることが多いです。 乳腺は生理周期やホルモンバランスの変化で張ったり痛みが出る事もあります。 また、胸の痛みの原因としては、女性ホルモンの影響による乳腺の浮腫みや乳腺のう胞 水が溜まった袋 、良性のしこり、乳がん等が考えられますが、ほとんどの場合は女性ホルモンの影響による乳腺のむくみが原因のことが多いです。ご年齢的にも乳腺の成長期ですので、ホルモンの影響が大きいかもしれません。 あまり心配しなくても大丈夫かと思いますが、乳房の一部分だけが他の部位と異なる感触でしこりっぽく触れる状態がしばらく続くようであれば、良性のしこりの可能性も考えられますので念のため乳腺科受診をお勧めします。 役に立った! 0. ゆうり様こんにちは。 先ず、乳房の痛みの原因として、女性ホルモンの影響による乳腺のむくみや乳腺のう胞(水が溜まった袋)、乳腺症、良性のしこり、乳癌等が考えられますがその殆どが女性ホルモンの影響による乳腺のむくみと嚢胞によるものです。 その他の胸の痛みとして、肋間神経痛や肋骨にヒビが入っている場合が有ります。 痛みが治まらない場合は先ず整形外科を受診して、それでも治まらない時は乳腺科をご受診下さい。 こちらは乳腺に関する相談窓口になる為、生理不順に関しては婦人科にご相談くださいね。 役に立った! 0. 以下のような薬で治療します。 乳腺炎の治療で使うお薬の例 消炎鎮痛剤【しょうえんちんつうざい】 :痛みや炎症を和らげます。 抗菌剤【こうきんざい】 :おっぱいに入ってしまったばい菌が増えないようにする薬です。 葛根湯【かっこんとう】 :ドラッグストアでも売っていて、風邪薬としても有名な漢方薬【かんぽうやく】です。痛みや炎症を和らげたり、おっぱいを出やすくします。しかし、消炎鎮痛剤や胸のマッサージの代わりとして使用するお薬で、症状が改善しない場合は病院を受診してください。. しこりの有無をチェック 仰向けになって、背中の下に枕・畳んだタオルを差し入れて胸を持ち上げた状態で、乳房を触ってしこりがないかチェックしましょう。 乳房に触る時は、4本の指を使って「の」の字を描くように軽くなでてください。. あじさいさん、こんにちは。 乳首のお痛みをきっかけに、いろいろな症状がご心配とのことですね。 ご質問内容それぞれ順に答えさせていただきます。 まず、10代後半~30代の方は乳腺が密な状態なので、ホルモンバランスの影響 年齢的な変化や、生理周期など により痛みや強い張りを感じやすいです。特に押したりぶつけたりすると強く感じられます。 乳首も同じ理由で痛みを感じやすい他に、肌がデリケートな為お肌のトラブル ただれやかゆみ、擦れることでの刺激など も多くみられます。 前述のご年代では乳房中央付近に、乳腺組織が円盤状の大きな塊として感じる方も多くいらっしゃいます。本物のしこり(良性のしこりや、乳癌のしこり)との区別がつきにくいと思いますが、目安としては左右同じではなく片側の一部分だけが生理周期と関係なくいつ触ってもはっきり触れるかどうかになります。 ご年代的に乳癌の可能性は一般的にとても低いですが、今後も乳癌早期発見の為には是非これまで通り自己触診を続けられてくださいね。また、20代のうちはエコー検診もお勧めしています。 役に立った! 0. 胸が痛くて不安です。 役に立った! 0. 産婦人科 小児科 電話受付時間は~(急患は除く). おっぱいを詰まらせないで出してあげることと、胸をきれいにして、ばい菌が入らないようにすることが重要です。 具体的には以下のようなことができます。 乳腺炎を予防するためにできること 十分に おっぱいをあげる 余分なおっぱいは しぼる おっぱいを マッサージ する 乳首のケア をする おっぱいをあげる前は 手を洗う. みー様、ご質問ありがとうございます。 右胸斜め下部の痛みについてのご質問ですね。 痛みの原因として、女性ホルモンの影響による乳腺のむくみや乳腺嚢胞(水がたまった袋)、乳腺症、良性のしこり、乳癌等が考えられますがそのほとんどが女性ホルモンの影響による乳腺のむくみや嚢胞によるものです。嚢胞は女性ホルモンの影響で大きくなったり小さくなったり消失したりする良性のしこりです。 また、ピルの服用についてですが、ピルを服用してすぐに胸の張りの症状が出ることがありますが、みー様のように長期間服用し続けている方ですとピルによる張りの可能性は低いと考えられます。 痛みを自覚されているのが一年くらい前から、また去年4月の健康診断ではA判定だったとの事ですので、急激な変化は無いと思われますが、症状が長く続いてご心配でしたら乳腺科の診察をご受診される事をお勧め致します。 どうぞお大事になさってください。 役に立った! 0. Close HOME. 目次 乳腺炎は、どんな病気? どんな症状がでるの? 乳腺炎になりやすいのはどんな人?原因は? どんなときに病院・クリニックを受診したらよいの? 乳腺炎と思ったら、どんな病院・クリニックを受診したらよいの? 受診前によくなるために自分でできることは? お医者さんに行ったらどんな検査をするの? どんな治療があるの? お薬を飲んだ後、赤ちゃんにおっぱいをあげてもよいの? 予防のためにできることは? 治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?. 更年期は閉経前後10年の期間といわれており、40代頃より始まるとされています。 更年期に乳腺症にかかりやすいといわれており、その原因は不明ですがこの時期に急激に減少するエストロゲンが関与している のではないかともいわれています。 乳腺症は乳房の痛み、張り、しこりが生じる良性の病気です。治療の必要はなく、経過観察を行うことが多いとされています。 ほかにこの時期の乳房の痛みには、更年期障害の症状の一つである不定愁訴の可能性もあります。.